酸性トリートメントって本当に「髪質改善効果があるの？」
2024/05/29
こんにちは！髪質改善が得意な美容院ENORE（エノア）です。
今話題の「酸性トリートメント」
髪が綺麗になるという噂を聞きつけ、気になっている方も多いのではないでしょうか？でも、その反面マイナスな意見をネット上で見たり、酸性ストレートと何が違うのか、いまいち本当に効果があるのか分からず。やってみようか迷っている方もいらっしゃるようなので、、今回は、、
「酸性トリートメントって本当に髪質改善効果があるのか？」
ご紹介していきたいと思います。
・酸性トリートメントが向いている人
・酸性トリートメントの料金
・酸性トリートメントの注意点
・酸性トリートメント成功２つのポイント
・酸性トリートメント実際の施術例
についてもお話ししていきますので、是非、酸性トリートメントが気になっている方は最後までご覧くださいね！
目次
酸性トリートメントとは
酸性トリートメントは一番メジャーな言葉だと「酸熱トリートメント」とも言われ、トリートメントの「酸」とアイロンの「熱」の力を使う事で、ダメージした髪内部に新しい結合を作り出し、髪内部をしっかり補強出来るトリートメント！
・髪のダメージケア
・髪のダメージ予防
・髪の状態改善
が同時に出来る！髪質改善にぴったりのメニューなんです。
酸熱トリートメントと酸性ストレート（縮毛矯正）の違い
酸熱トリートメントと酸性ストレートは全くの別物！！
酸熱トリートメントは「トリートメント」
酸性ストレートは「縮毛矯正」
です。そして２つの大きな違いは「くせ毛が伸びるか伸びないか」効果の違いにあります。
酸熱トリートメントは主にダメージによって髪内部がスカスカになってしまい栄養や潤いが不足する事でうねり、広がる髪を髪内部にイミン結合を作り出す事で補強し髪にまとまりを出すメニューです。
それに対し酸性ストレートは元の髪質がくせ毛でうねってしまっている髪に効果を発揮します。髪の中にある３つの結合を薬剤を浸透させる事で一度外し、アイロンで真っ直ぐに形作ってから仕上げの薬剤で再結合。そうする事で髪のくせ毛を根本的に伸ばしていくメニューです。
酸熱（酸性）トリートメントの効果
・髪のうねりや広がりが落ち着き、まとまりやすくなる！
・ダメージを補修してダメージの進行を抑える！
・ダメージで弱々しくなった髪にハリコシが出る！
・髪がツヤツヤになる！
・普通のトリートメントよりも持ちが良い！
（髪の状態によって変わりますが１〜2ヶ月ほど）
・継続して行う事で、内部補修効果がアップする！
酸熱（酸性）トリートメントが向いている人は？
・カラーやパーマ、縮毛矯正のダメージによる「うねり」「広がり」をどうにかしたい方
・髪のエイジングによりハリコシがなくなってきた方
・ブリーチなどによるダメージで縮毛矯正が出来ない方
〜つまり！ダメージした髪に特に効果的なトリートメントになります。〜
またエノアでは
・クセが弱い方
・梅雨時期だけなど一時的に髪のまとまりをアップさせたい方
などのお悩みを持っている方にも、髪のダメージを加味して酸熱（酸性）トリートメントをおすすめさせていただく事もあります。
酸熱（酸性）トリートメントのやり方・工程
⑴シャンプー＆流し
⑵トリートメント剤塗布
⑶トリートメント剤を浸透させるため時間を置く
⑷シャンプー＆流し
⑸ドライヤーで乾かす
⑹ストレートアイロンをあてる
この様な手順になりますが、髪の状態によってトリートメント剤の塗布量やアイロンを当てる時間をコントロールしたり、途中で処理剤を塗布しpHコントロールなどを行う事になります。シンプルな工程ですが、普通のトリートメントに比べてかなり技術力が必要なメニューです。
美容院での酸熱（酸性）トリートメントの料金は？
酸熱トリートメントの料金平均「約１万〜１万５０００円」
※酸熱トリートメントの料金は５０００円〜３万円とピンキリ！美容院によって料金が違ってきますので、詳しくはお問い合わせください。
酸熱（酸性）トリートメントの注意点とデメリット
髪質改善にぴったりなトリートメントですが、注意していただきたい事も主に５つあります。しっかり気を付けておかないと、思わぬ失敗の原因にもなりかねませんので必ず確認しておきましょう。
①くせ毛さんは要注意！「クセは基本的に伸びません」
酸性トリートメントと聞くと髪質改善メニューとして注目の「酸性ストレート」と認識が混同してしまっている方もいらっしゃいますが、
「酸性トリートメント」→トリートメント
「酸性ストレート」→縮毛矯正
と似てるようで全く違うメニューになります。
酸性ストレートはダメージによる「うねり」「広がり」を落ち着かせ、髪の状態コントロールをしてくれるので、一般的なトリートメントと縮毛矯正の間の効果が感じられます。ですがあくまでも酸性トリートメントは「トリートメント」メニューになります。
なので、基本的にくせ毛を確実に真っ直ぐ伸ばす効果はありません。
もし、くせ毛にお困りでうねりをどうにかしたい！という方は縮毛矯正の方がお悩みを解決してくれますよ！
↓こちらで詳しく解説中です。
（酸性（酸熱）トリートメントは髪質改善トリートメントと呼ばれる事もあります。）
②酸熱トリートメントで「髪がボロボロに、、。」かなり痛む事があります。
一般的なカラーや縮毛矯正。パーマなどはアルカリ性で髪のキューティクルを開くため、そこから髪の栄養分が流出し、大きくダメージしてしまいます。
「だから酸熱トリートメントは髪に良い！！」
とアピールされる事も多いですが、、。実は多くの酸熱トリートメントは「強酸性」でアルカリ性でなくとも髪を大きく痛める原因になってしまうんです。
髪は元々「弱酸性（pH4.5〜5.5）」ですが、酸熱トリートメントの多くは「pH１〜３（メーカーによって違います。）」とかなり酸性が強い、、。↓
そうすると、アルカリ性のようにキューティクルは開きませんが髪は逆に引き締まり過ぎてしまい「過収斂（かしゅうれん）」という現象を引き起こしてしまいます。
過収斂はざっくり例えると「雑巾（髪）を力一杯絞っている」ような状態。
雑巾は絞りすぎると繊維が傷んでボロボロになっていきますよね、、。
それが髪の毛で起きてしまうんです。
美容師さんの技術次第で過収斂による髪へのダメージを軽減させる事は可能ですが、少しでも「髪の状態を診断ミス」したり「技術的に些細なミス」があると一気に髪が痛んでボロボロになります。
最悪、髪が「チリチリ」になったり「千切れる」場合もあるほど。
酸熱トリートメントは実は取り扱いの難しい技術なんです。
髪質改善効果があると言っても「髪に手を加える＝ダメージは『０』にはなりません」
場合によっては髪を大きく痛めてしまう。一般的なトリートメントに比べて髪内部への作用が大きい分。失敗した時のリスクも大きい事を理解しておきましょう！
③施術回数に制限がある。
先程、酸熱トリートメントの過収斂によるダメージを説明させていただきましたが、過収斂が起きなかったとしても、髪は酸熱トリートメントをする度に小さな収斂が起きます。そうすると酸熱トリートメントをするたびに髪は徐々に硬くなっていってしまい、髪の弾力が失われていくのもデメリットの１つです。
そのため、酸熱トリートメントは回数制限があります。同じ部分には「平均３〜５回」しか出来ませんのでご注意ください！
④酸熱トリートメントは「やめた方がいい」人もいます。
酸熱トリートメントは「髪質や状態」「お悩みの内容」「お客様のご希望」によっては酸熱トリートメントによる髪質改善はやめた方がいい場合もございます。
酸熱トリートメントは髪質改善効果の期待出来る優秀なトリートメントですが、万能ではありません！お客様一人一人ベストな髪質改善方法は異なってきますので、まずは美容師さんに相談してから実際に行うかどうか決めるようにしましょう。
⑤市販で酸熱トリートメントのセルフ施術は危険！
酸熱トリートメントは髪内部に作用するトリートメントな分、失敗した時の髪への影響は計り知れません。技術が難しく、美容師さんでも失敗するほど。なので、市販で購入し自分でやるのはお勧めできません。
「髪の状態を正確に判断」また「トリートメントの特性を熟知」し「的確な施術」ができないと効果はちゃんと出ません。確実に綺麗な髪になりたい。髪質改善をしたいなら美容師さんにお願いしましょう！
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このように「髪質改善効果がある！」と言っても
髪の状態に合わなければ「効果がない。」
事もありますし、
強酸を使用する酸熱トリートメントは実は「髪への負担があります。」
そして、美容師・一般の方関係なく正しい知識と技術がないと
「髪がボロボロ、、。チリチリ、、。になってしまう」
そういったリスクもかなり高く、気をつけなければなりません。
では、どうしたら「安心して」
酸熱（酸性）トリートメントが出来るのでしょうか？
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髪質改善が得意な美容院エノアが教える！「酸熱（酸性）トリートメントを成功させる２つのポイント」
酸熱トリートメントの施術実績の豊富なエノアでも、お客様のお話やネットでの酸熱トリートメントの評価を色々とお聞きし考えてみました。そうすると最終的に「酸熱トリートメントを成功」させるためのポイントは２つあることに気づきましたのでご紹介しますね！
⑴様々な髪質改善メニューがあり、正しい知識と豊富な技術を持っている美容院にお願いする。
まずはお客様の髪の状態をしっかりと診断し
「酸熱トリートメントが髪に合っているのか？」
を的確に判断する必要があります。その判断を下す為には実は髪の状態を正確に見るだけではなく
実際に髪質改善をするための様々な方法と知識
がなければ的確な判断は出来ません。
なぜなら。もし、その美容院では髪質改善できる方法が酸熱トリートメントしかなかったら、、。
『お客様が「髪質改善がしたい」と言ったときに美容師さんの手持ちのカードは「酸熱トリートメントしかありません。」それはつまり、髪質改善の技術も知識も酸熱トリートメントしかない。』
って事、、。髪の状態はお客様ごとに全く違います。同じ状態・同じ髪質の方なんて一人もいません。なのに髪質改善できるメニューが１つだけ。で対応出来ますか？
きっと難しいです。
運よく酸熱トリートメントが髪に合っていれば何とかなっても、、。
髪に合ってなかったら、、。効果がないか、、。髪が痛むか、、。
失敗するリスクは高くなってしまいます。
なのでまずは「様々な髪質改善メニューがある美容院」の美容師さんにお願いするのが成功の近道！そこで活躍している美容師さんは確実に豊富な髪質改善の知識と技術があり、一人一人の髪に合った施術が出来ます。
もし自分の髪に酸熱（酸性）トリートメントが合っていなかったとしても、別の髪質改善方法でアプローチする方法を提案してくれますしね！
⑵「弱酸性」の酸熱（酸性）トリートメントをする。
先程もお話ししたように、「強酸」を使用する酸熱（酸性）トリートメントは過収斂を起こし髪にかなり負担がかかりやすいトリートメントです。
美容師さんの技術で髪へのダメージの大きさをコントロールは出来ますが、リスクはそれなりにあります。なので酸熱トリートメント自体が、より安心出来るトリートメントを使用している美容院にお願いするのが大切！そこで、酸熱トリートメントをする場合は
髪や頭皮と同じ「弱酸性」の酸熱トリートメントをするようにするのがポイントです！
（↑例えばエノアの弱酸性酸熱トリートメントのpHは４.５！髪の等電帯の範囲で酸熱トリートメントが可能です。）
弱酸性の酸熱トリートメントは髪の弱酸性（等電帯）を守り、髪が最も痛みにくく綺麗でいられる状態も守ってくれます。過収斂も引き起こすリスクもほぼありません。
酸熱トリートメントによるダメージリスクを大幅に軽減出来るだけではなく、別のメリットも盛りだくさん！エノアオリジナルの弱酸性酸熱トリートメントを例に挙げると
・もっちりとしたハリ艶があり、酸熱トリートメントをしても髪が硬くならない。
・何回やっても髪がガサガサせず、しっとりと潤いのある毛先が手に入る。
・収斂によって髪が硬くならないので回数制限もない。
・カラーの色落ちの心配もない。
など、一般的な酸熱トリートメントのデメリットを大きく解消しているので、より安心安全にトリートメントが出来ます。弱酸性の酸熱トリートメントは取り扱っている美容院がほぼなく、探すはかなり難しいですが是非お試しいただきたいです！
エノアで「弱酸性酸熱トリートメント」実際の施術例
では、弱酸性の酸熱（酸性）トリートメントはどんな仕上がりになるのか？実際のエノアのお客様の仕上がりをご紹介していきますね！
毛先のダメージがかなり酷く、チリつきもみられる客様。髪を結んでいらっしゃるので中間からダメージによって毛先も広がりやすいと悩んでいらっしゃいました。毛先は特にダメージ具合に注意しながらエノアの弱酸性酸熱トリートメントで髪を綺麗に。まとまりと艶が見られる様になりました！
元々細く繊細な髪質にさらに髪のエイジングが加わって、髪がふわふわと広がってしまうお客様。エノア弱酸性酸熱トリートメントで髪内部の補強と同時に毛髪補修成分も補給し、髪の中のバランスを整えてかなり髪が落ち着きました。
ダメージとゆるいくせ毛が見られるお客様。縮毛矯正は抵抗感があるという事で、今回は弱酸性酸熱トリートメントで施術しどれくらいクセが落ち着きお手入れしやすくなるか様子を見てみる事にしました。だいぶクセが落ち着き、まとまりが出たのでこの状態で過ごしていただき１ヶ月後のご来店の際に弱酸性酸熱トリートメントの効果を見ながら、今後の髪のメンテナンスを細かく話し合っていく予定です！
元々髪に艶があり綺麗な髪質ですが、毛先にダメージが出てきてグチャッとなるということでご来店いただきました。弱酸性酸熱トリートメントで毛先を中心にしっかり毛髪補修成分補給＆毛髪補強。サラサラでお手入れしやすい髪になりました。
直毛だけどスーパーロングで髪が長いため、毛先に長年のダメージが蓄積。うねりが気になるお客様。元々直毛でダメージによるうねりが見られる方は、無理やり縮毛矯正するのは逆効果。ダメージによって毛先が広がる可能性が高いです、そこで弱酸性酸熱トリートメントの出番！しっかりと髪内部を補強して毛先までサラサラの髪にしてみました！
↓根元「弱酸性縮毛矯正」、毛先「弱酸性酸熱トリートメント」の施術もございます！
デザインカラーを楽しんだら、時間が経つと共にゴワゴワになってしまったお客様。しっかりと根元のくせ毛を伸ばしつつ、毛先は弱酸性酸熱トリートメントでケア。髪に艶が戻りました！
毛先は何回もブリーチをしてチリチリになる一歩手前の髪にお悩みのお客様。根元の地毛部分とブリーチ部分の境目がかなりシビアな施術になりましたが、的確に根元の縮毛矯正の薬剤塗布と処理を行い、毛先は弱酸性酸熱トリートメントでケアする事で、境目部分も綺麗なストレートに。
ハイトーンカラーで髪全体にゴワつきが見られるお客様。縮毛矯正と酸熱トリートメントの塗り分けが曖昧になりやすいですが、しっかりと髪の状態を観察し施術させていただきました。ゴワつきが改善され、しっとりおしゃれなレイヤースタイルに！
エノア「弱酸性酸熱トリートメント」の料金
エノア弱酸性酸熱トリートメント（TRホームケア付き）
『１万５０００円（税込）』
まとめ
いかがでしたでしょうか？
酸熱（酸性）トリートメントはダメージが気になる髪に髪質改善効果が期待出来るトリートメントです！ただ「髪の状態やお悩みに合わない」「強酸の髪に負担がかかるリスクの高い酸熱トリートメントを使用している」場合は失敗するリスクも高いので、まずは
・様々な髪質改善が出来る。豊富な知識と技術を習得している美容師さんがいる。
・「弱酸性」の酸熱トリートメントを取り扱っている。
この２つのポイントを満たしている美容院にお願いするようにしましょう。
エノアも髪質改善と弱酸性メニューを得意としている美容院になりますので、是非お気軽にスタイリストにご相談くださいね！
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が皆さんの不安やお悩みを解決するきっかけになれば嬉しいです！
