ブリーチをしても髪質改善でサラサラになる?施術前に知っておくべきこと
2025/09/15
こんにちは!ENORE青山店、店長の沼崎です!
「髪がうねって広がる」「トリートメントをしてもすぐパサパサに戻る」
そんなお悩みを抱える方は少なくありません。
特にブリーチをしている髪は、ダメージの度合いや状態に合わせた正しいアプローチが必要不可欠です。
髪質改善と言っても内容は美容室によって様々で高額なメニューを試しても、思ったより効果を実感できなかった。。
という声をよく聞きます。
そこで本日はこれまで年間1500人以上の施術を通して得た経験と髪質改善の専門知識を元にブリーチ毛に効果的な髪質改善の方法、注意点、自宅での正しいケア方法をプロの目線でわかりやすくお伝えしていきます!
目次
ブリーチをしている髪の髪質改善方法

いきなり本筋の部分になりますが、ブリーチをしている髪への髪質改善方法。
それは弱酸性縮毛矯正をかけることです!
ブリーチをしている髪に縮毛矯正?!と思われると思うのですが、
僕の経験上、髪が広がっている、うねる、パサつく
ということの原因の一つにご自身のくせである場合が多いです。
つまりどういう事かというと、髪が広がっていると思っているのがダメージによって広がっているだけではなく
元々持っているくせも重なり合って、より広がるようになっているケースがほとんどになります。
当然、ダメージによる広がりもあるわけなのでくせへのアプローチ、ダメージへのアプローチ
両方に対して的確にアプローチする事のできる、高い技術力を要する施術にはなります。
ブリーチ毛に対して髪質改善を行う注意点

先ほどの説明からは矛盾してしまう事になるのですが、ブリーチ毛には縮毛矯正をするのは基本NGになります。
ご覧になっている方も想像できるようにブリーチをしている時点でかなりのダメージがあるのに、その上縮毛矯正をかけてしまったら更なるダメージになってしまうのではないか?
そうなんです!ブリーチ時点で傷んでいるので縮毛矯正なんてしてしまったらさらに傷んでしまします。
一般的なサロンではブリーチ毛に縮毛矯正をするとかなり高いダメージリスクが生じてしまうのでやらない事がほとんどです。
ですのでトリートメントでケアのみを行うという方法をとる訳なのですが、これだと改善できる領域も少なくなってしまいます。(トリートメントはやる必要がないという訳ではありません)
多くの方はこれだけをやっているので髪質改善をした実感が湧かないのです。
僕が提唱するブリーチ毛を髪質改善する方法は
ダメージリスクを承知の上で髪に残された体力ギリギリのラインを見極めて、
弱酸性縮毛矯正という特殊な縮毛矯正で髪質改善を行っています。
弱酸性縮毛矯正に関してはこちらのブログをご覧になってください↓
https://www.au-be.jp/column/k-ciwko4k
ここまでをご覧になってブリーチをしていて、広がっている、
だから縮毛矯正をかけに行こう!と思って一般的なサロンで行っている普通(アルカリ)の縮毛矯正をかけると髪がブチブチと切れてしまったり、チリチリになってしまう事もありますので縮毛矯正をかけるサロンはしっかりとリサーチしてから行く事が大切になります。
ブリーチをしている髪の髪質改善ビフォーアフター
①ブリーチ×パヤパヤの髪質改善

髪質 硬毛・広がるくせ
施術履歴 中間毛先部分に縮毛矯正とデジタルパーマ履歴・4ヶ月前にブリーチ一回
元々くせがある状態でブリーチをすることで、くせによるパサつきもダメージ毛っぽく見えてしまう典型的なパターン。
広がりとパサつきが気になってしまい、トリートメントを月一でやっていたのですが効果を時間する事だできずご来店いただきました。
美容師目線で言うと、施術履歴などをお客様に確認し目視の状態含めて考えると、とんでもなく傷んでいるように感じトリートメントだけするのが無難なのですが、それでは根本的な改善にはなりません。
今回の場合、元々の毛質が硬毛であることもあり、施術が可能であると判断。
綿密に毛髪診断することで施術の可能性を広げる事ができます。
薬剤は部分に合わせて強さを調整、アイロンスピードは0.1秒単位で通すことで必要以上に傷ませない仕上がりになります。
今回のビフォーアフターのように無理だと思う状態でも施術の可能性を引き出す事が可能だったりします。
ハイダメージ毛対応縮毛矯正+髪質改善トリートメント→27100円(指名料込み)

②グラデーションブリーチの髪質改善

髪質 細毛・軟毛 パサつき
施術履歴 中間〜毛先にかけてブリーチ、毛先10cmはブリーチ3回・根本〜中間はブリーチではないカラー
パサつき、広がりが気になってご来店。
見て分かる通り、毛先にかけてブリーチがしっかりされていてそれに伴って毛先にいくにつれダメージレベルが上がっています。
くせであるパサつきをよく見てみると、ブリーチをしていない所もパヤパヤしているのが分かると思います。
この場合、パサつき自体はブリーチが原因ではないと診断する事ができるので、ダメージ合わせた薬剤の配合
アイロンを通すスピードの調整を徹底的に行う事で改善が可能になります。
ハイダメージ毛対応縮毛矯正+髪質改善トリートメント→27100円(指名料込み)

③ハイライト(ブリーチ)の髪質改善

髪質 細毛・軟毛 パサつき・広がり
施術履歴 白髪ぼかし用のハイライトが全体的・明るめカラー 1年以上前に縮毛矯正履歴
元々、縮毛矯正をしていたのですが、縮毛矯正独特の治まりがお好みでは無くなってしまい、縮毛矯正を卒業する為に伸ばしていたのですが、やっぱり広がりが気になってしまうと言うことで改めて縮毛矯正のアプローチをする事になりました。
今回の施術の問題点は縮毛矯正をかけない予定だったので、白髪ぼかし用のハイライトが入れてしまった事で縮毛矯正の難易度が最高難度になってしまった事です。
なぜハイライトが入ってる髪の縮毛矯正が難しいかというと、縮毛矯正というのは本来、くせの強さに合わせて薬剤を調整するだけではなく、髪のダメージレベルに合わせて薬剤を調整をするのが仕上がりの綺麗さに直結します。
ですが、ハイライトが入っている場合、極端に傷んでいる部分とそんなに傷んでない部分が混合している状態なのでダメージ合わせて行う事できなくなってしまうのです。
ハイライトを入れる場合には縮毛矯正を入れた後に入れるとこの問題を解消することができます。
今回の施術では、ハイライト部分には耐えらえる且つ、健康の部分に対して弱くなりすぎないように、緻密に調整し薬剤を選定する事で綺麗な仕上がりにする事ができました。
ただこの手の施術は何回もできるような施術ではないので、今後もハイライトを入れ続けたいという場合には縮毛矯正とのタイミングなど担当美容師としっかり相談しながら施術を行うことが最も大切になります。
ハイダメージ毛対応縮毛矯正+髪質改善トリートメント→27100円(指名料込み)

ブリーチ毛に髪質改善を行う上でのホームケア
長らく、ブリーチ毛に対する髪質改善のやり方や実際のビフォーアフターで紹介してきたのですが、
綺麗になった所で家でのケアが適切に行われてなければせっかくの綺麗な状態が台無しになってしまう事もありとても重要な要素になります。
ホームケアで重要なポイントは3つ
1つ目はシャンプー
2つ目はドライヤー
3つ目はアイロン
細かくいうともっとあるのですが、すぐに実践できる部分としてはこの3つを抑えていただけると綺麗になった状態を維持しやすくなります。
①シャンプー
シャンプーはホームケアの中で最も重要なところになります。
シャンプーの中には界面活性剤が含まれています。簡潔にいうと洗剤です。
この界面活性剤というのはたくさん種類があり、強い性質のもの、弱い性質のものなどたくさんあります。
シャンプーを選ぶ際にここまで調べた上で自分の髪に合う物を選択する事ができるのは専門知識すぎて難しいという難点があります。
なので多くの方は薬局などで売っているシャンプーを使う方がほとんどな訳ですが、髪の状態にちゃんと合った物を使えていなければ必要以上に髪を洗うことになってしまいダメージ毛の方は確実に劣化していきます。
正直端的に言うとブリーチをしている髪は薬局のシャンプーを使ってたら絶対ダメです!
その上髪質改善をしていきたいということであれば尚更、髪に優しく栄養を入れながら洗浄できるシャンプーを使わなければいくら高額な施術を行ったとしても勿体無いことにもなりかねなりません。
そんな事言ったって自分に合ったシャンプーなんて成分や髪の相性など、どうやって選べばいいかなんて分からないですよね?
担当の美容師に聞いてみてください!必ずプロ目線での合うシャンプーをお勧めしてもらえるはずです。
ENOREではオリジナルのシャンプートリートメントを作っていますので髪質改善を行っていく前提でより効果を高める事ができるシャンプーをおすすめさせていただいております。

②ドライヤー
ドライヤーに関してはシンプルです!
しっかり乾かしてください!
しっかりというのは本当にもうめちゃくちゃしっかり乾かしてもらいたくて、通常が100%で完全に乾いてる状態だとしたら120%くらい乾かすイメージで乾かしてください
自分ではしっかり乾いているつもりでも意外と乾ききっていないという事が多かったりするので、からっからになるまでドライヤーをするように意識してみてください!
ドライヤーで乾かしすぎたら逆に傷むのでは?と思うこともあると思いますが、全然大丈夫です!
乾ききっていない状態で寝てしまったりするより乾きすぎてる方がダメージは低いからです
言ってしまえば、美容室でやってもらうように適正なタイミングで乾ききれれば理想ではあるのですが、セルフで行っている場合、全体を満遍なく乾かすのは難しいので兎に角しっかり乾かす事!というのを覚えておいてください!
ドライヤーの種類に関しては良い物を使っていただくには越した事はないのですが、まずは乾かしきることというのが最も重要なのでドライヤーのメーカーやおすすめドライヤーなどに関しては省略させていただきます!
一応、簡単に紹介すると風量が強くて温度調整ができて軽い物だと乾かしやすいです!
③アイロン
アイロンに関しては週3以上使う方で且つドライヤーとは対照的にアイロンは使う製品によって大きく変わります!
正直、良いアイロンを使うことに越した事はありません
最近ではアイロン自体全体的に性能が上がってきてるのですが、その中でも2万円以上のものを使えると望ましいです
リファ、絹女、リュミエリーナなどのメーカーは美容師目線からでも使いやすくダメージリスクも抑えられるアイロンになります
そんなに高いアイロンは使えないという事もあると思うます。
そういう時は使用するアイロンを140度以上は使用しないで行うと熱ダメージを抑える事もできます。
が、やっぱり良いアイロンが使えると良いです。使う頻度が多い方は買い替えのタイミングで検討される事をおすすめします
まとめ
ブリーチ毛でも髪質は変えられる事が出来るが、正しい知識と判断が鍵になります。
ブリーチをしている髪に対しての髪質改善は、非常に繊細で高い技術力を必要とする施術です。
「髪が広がる=ダメージ」と思いがちですが、実は元々のくせが原因であるケースも多く、そこを見極めることが大切になります。
今回解説させていただいた弱酸性縮毛矯正は、ブリーチ毛という難しい条件下でも、髪の体力を見極めながら的確にアプローチできる、極めて専門性の高い方法です。
ただし、施術にはリスクもあるため、どんな美容室でもできるわけではありません。信頼できる美容師としっかり相談しながら進めていくことが重要です。
また、施術だけで終わりではなく、その後のホームケア、シャンプー選び・ドライヤー・アイロンの使い方を見直すことで、髪質改善の効果を持続させることが可能になります。
髪を綺麗に保つためには、日々の積み重ねと適切な施術の両輪が必要です。
「ブリーチしてるから仕方ない」と諦める前に、正しい知識と方法で、あなたの髪をもっと綺麗にしていきましょう。
また、どういったメニューで施術するのがベストなのか相談希望の方は↓からご相談ください

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