【酸熱トリートメントの真実】髪質改善効果と危険なデメリット
2024/11/27こんにちは!髪質改善が得意な美容院ENORE(エノア)です。
本日は今注目のメニュー「酸熱トリートメント」について美容師が解説していきたいと思います。
もうここで軽く言ってしまうと酸熱トリートメントは今までのトリートメントとは比べ物にならない程、髪質改善効果が期待出来る優秀なトリートメントになります。
ただ、、、。
どんなに優秀なメニューも必ずデメリットはあるものですが、、それを知らないと酸熱トリートメントでも失敗してしまい「髪がボロボロ」になったり「効果が出ない」事もあり危ないです。
どんなに良いと噂の物もまずはしっかりリサーチ!「どんな物なのか?」知って、失敗しないように注意するべきです。今回は酸熱トリートメントで失敗しないように「美髪を手に入れるための2つのポイント」も解説していきますので、是非最後までご覧ください!
この記事が皆さんが理想の髪を手に入れるきっかけになれば嬉しいです!
目次
酸熱トリートメントとは
ダメージした髪は毛髪内部の栄養分が抜けてしまい、中身がスカスカな状態です。そこでトリートメント剤の「酸」とストレートアイロンの「熱」の力を使い
トリートメントで補給したタンパク質を繋ぎ合わせ新しく「イミン結合」という結合を作り出すのが酸熱トリートメントです。
「高い毛髪補修力」が魅力と同時に、うねりや広がりが落ち着く「髪質コントロール力」もあり、従来のトリートメントと縮毛矯正の間に近い効果が期待出来るんです!
酸熱トリートメントの特徴と髪質改善効果
・ヘアカラーやパーマなどで発生するコルテックス(内部)ダメージをしっかり補修・強化出来る。
・ダメージによる髪のうねりや広がりが落ち着く。
・髪にハリコシが出る。
・イミン結合で補給したタンパク質を繋ぎ合わせるので、通常のトリートメントよりも持ちがいい。
・髪の中に長期間定着するトリートメントなので、効果が切れる前に再度行うと補修力・効果がアップする。
酸熱トリートメントは酸と熱の力で髪内部にしっかりと作用し、髪の根本的な補修・補強をガッツリ行う事ができるトリートメントです。その為、他のトリートメントよりも髪の状態を大きく改善してくれます。
酸熱トリートメントの種類
酸熱トリートメントに使用される酸の種類は主に3種類
・グリオキシル酸
・レブリン酸
・サリチル酸
になります。どの酸を使用しているかはメーカーごとに違い、酸熱トリートメントとして世に出回っているトリートメント剤は今現在で約15種類とかなり沢山あります。どの酸熱トリートメントを使用するかで「効果」「効き目」などは大きく変わってきますので注意が必要です!
酸熱トリートメントと髪質改善の違いは?
髪質改善とは「髪質改善効果のあるメニュー全般」を指す言葉で、特定のメニューを表す物ではありません。
つまり、酸熱トリートメントは「髪質改善が出来るメニューの中の1つ」
「酸熱トリートメント=髪質改善」と結びつける事が出来ますが、髪質改善にはいろんなメニューがある事を知っておいてくださいね!
↓ちなみにエノアの髪質改善メニューはこのようになっています。他の髪質改善メニューが知りたい方は是非ご覧ください。
酸熱トリートメントのメリット・デメリット
酸熱トリートメントは「どんなものか?」理解していただけたかなと思いますので、ここからは酸熱トリートメントの良い面、悪い面を具体的にお話ししていきますね!
酸熱トリートメントの「メリット」
・自然なストレートヘアになり、まとまる
髪質コントロール効果により、ダメージによる「うねり」「広がり」が落ち着き、自然なストレートヘアに。毛先のまとまりがアップします。
・扱いやすくなり、毎日のお手入れが楽になる
髪にまとまりが出ると扱いやすくなり、毎日のお手入れがとっても楽に!髪内部が栄養分と潤いで満たされるので、湿度などの影響を受けにくく、日中ヘアスタイルが乱れにくくなるのも嬉しいポイントです。
・髪がツヤツヤになる
髪のうねりを落ち着かせ、1本1本揃うので髪がツヤツヤに。
・ダメージでクタクタになった髪にハリコシが出る
コルテックスダメージで髪内部がスカスカになると、髪が弱々しくクタクタな質感になってしまいます。酸熱トリートメントで髪内部を徹底補修・補強する事で髪にハリコシが出て質感がアップします。
・「平均1ヶ月〜2ヶ月ほど」効果が持続する
イミン結合によってしっかりタンパク質を固定。長期間定着させるので、一般的なトリートメントに比べて持続効果がとても長く「平均1〜2ヶ月ほど」持ちが続きます。
※髪のダメージ具合によってはもう少し、効果が早めに切れてしまう事もあります。
・続ける事でさらに効果がアップする
酸熱トリートメントの効果が切れてしまう前に再度酸熱トリートメントを行う事で、さらに毛髪内部をしっかりと補強・補修する事が可能。持続期間が長くなったり、仕上がりがさらに良くなるなど効果がアップするのも大きなポイントです。
※何回も続けて髪の中が十分に補修されると、それ以降の施術では状態をキープしていく事が出来ます。
酸熱トリートメントの「デメリット」
・施術する美容師さんによって大きく仕上がりに差が出る
酸熱トリートメントは普通のトリートメントとは違い髪内部に作用し、化学反応を起こすトリートメントです。その為技術が難しく、美容師さんの実力次第で仕上がりに大きな差が生まれてしまいます。なので美容院選びは慎重にしっかりと行いましょう。
・失敗すると髪が大きく痛んでボロボロになってしまう
酸熱トリートメントは髪と同じ酸性領域のトリートメント剤を使うので「髪が傷まない」という美容師さんもいますが、はっきり言ってそれは嘘。酸熱トリートメントも髪は痛みます。ダメージの大きさは使用するトリートメント剤と美容師さんの技術力で大きく変わるので、ダメージをかなり抑える事も可能ですが失敗してしまうとチリチリになってしまう事もあるので注意が必要です。
・徐々に髪が硬くなってしまうので施術回数に制限がある
過収斂を起こさなかったとしても、酸熱トリートメントをやる度髪は収斂し、徐々に硬く弾力を失ってしまいます。その為、酸熱トリートメントは同じ部分に「3〜5回」までしか出来ない。回数制限があるのも知っておきたいデメリットになります。
なので酸熱トリートメントはずっとやり続けるトリートメントではなく、髪質改善を目指していく中の一時的な集中ケア。酸熱トリートメントをやると同時にダメージレスな髪を育て、根本的な髪質改善を進めていき、元気な髪が育ったら酸熱トリートメントは卒業する流れがおすすめです。
・効果が出ない髪質もある
最初に説明した通り、酸熱トリートメントはダメージで栄養分が流出し隙間が空いた部分に浸透してイミン結合を作り出し、効果を発揮します。つまり、、、
「内部ダメージの少ない元気な髪」には効果があまり出ません。
イミン結合が活躍するスペースが髪にないので作用できる部分がないんです。そういった方は別のトリートメントやメニューの方がお悩みを改善出来ますので、是非美容師さんに相談しながら「自分の髪には何をしてあげるべきか」見つけていきましょう!
・2〜5回行わないと効果がなかなか出ない髪もある
ダメージが酷すぎる髪の場合「2〜5回」酸熱トリートメントを続けないと、効果がなかなか出なかったり、持ちが悪かったりする事もあります。これは髪の中がダメージしスカスカになり過ぎている為、何回か続けてしっかりと髪にタンパク質を補給させていかないと、髪の中が満たされないからです。
効果がなかなか出ないと不安もあると思いますが、続けると効果が出てきますので美容師さんに相談しながら頑張ってみてくださいね!
・くせ毛を真っ直ぐに伸ばす効果はない
酸熱トリートメントはあくまでもトリートメント!ダメージによって髪がうねっている場合には効きますが、縮毛矯正のように先天的なくせ毛を真っ直ぐに伸ばす効果は基本的にありません。もし、くせ毛を確実に伸ばしたい場合は縮毛矯正の方がおすすめですよ!
↓髪質改善しながらくせ毛を真っ直ぐに伸ばしたい方には「酸性ストレート」がおすすめ!
・施術中、独特の匂いがある
酸熱トリートメント剤で使用している「酸」は独特な匂いがします。使っているトリートメント剤のメーカーによって匂いのキツさに差はありますが、妊娠中などニオイに敏感な方には辛いと思いますので注意が必要です。
・カラーの色落ちがある
酸熱トリートメントはヘアカラーの色素を破壊してしまうため、「1〜2トーン」ほど色が抜けて髪が明るくなってしまいます。カラーと酸熱トリートメントを同じ日にやる場合は美容師さんが考慮してくれるので心配入りませんが、カラーして数日後に酸熱トリートメントをやってしまうと色落ちしてしまうので注意しましょう。
酸熱トリートメントが向いている人・やめた方がいい人
「髪質改善が出来る!」と人気の酸熱トリートメントも髪質や状態によって合う合わないがありますので、ここで1度ご確認ください!
※最終的にやっルカどうかの判断は美容師さんに直接髪を見てもらって決めてくださいね。
酸熱トリートメントが向いてる人
・コルテックス(内部)ダメージが強く「うねり」「広がり」が出てしまっている人
・ブリーチ毛などハイダメージで縮毛矯正がかけられない人
・定期的に白髪染めやカラーを行っていて、髪のダメージが気になっている人
・クセが弱く、梅雨時期など一時的に髪を扱いやすくしたい人
・髪質改善期間中、痛んでしまった毛先の状態を良くしたい人
酸熱トリートメントはやめた方がいい人
・しっかりとくせ毛を伸ばしたい人
・髪があまりダメージしていない人
・キューティクル(外部)ダメージが強い人
(ダメージによるうねりや広がりが見られず、毛先のパサつき・手触りの悪化などでしたらシステムトリートメントなどの方がおすすめです。)
酸熱トリートメントで美髪になる2つのポイント
酸熱トリートメントについて基本的なお話は終わったので、ここからは酸熱トリートメントで確実に美髪になるために押さえておきたいポイントを2つご紹介しますね!
⑴髪と同じ「弱酸性」の酸熱トリートメントをする。
酸熱トリートメントで髪を痛めてしまったり、、失敗する大きな原因の1つがトリートメント剤に使用されている「強酸」になります。なので、その原因を無くしてあげると一気に酸熱トリートメントによるリスクが解消できるんです。メーカーによって効果は変わってきますが、エノアオリジナル開発の「弱酸性酸熱トリートメント」を例にすると
・髪と同じ弱酸性なので、痛む原因である過収斂(かしゅうれん)の心配がほぼ「0」
・もっちりとした弾力が出る
・髪が硬くならないので施術回数に制限がない
・エノア弱酸性縮毛矯正との同時施術も可能
・匂いがマイルドでキツくない
・カラーの色落ちがほぼない
など一般的な酸熱トリートメントのデメリットを大きく改善出来ている事がわかると思います。酸熱トリートメントのメリットをしっかり出しつつ、安心して施術してもらうためにも「弱酸性」の酸熱トリートメントをするようにしましょう。
⑵様々な髪質改善方法を持っている美容院でやってもらう。
「酸熱トリートメントは髪を綺麗にしてくれる!」と言っても髪の状態・髪質に合わなければ効果がありません。むしろ余計な負担を与えてしまうだけになってしまいます。つまり酸熱トリートメントをお願いする美容師さんは技術が上手いだけではなく、しっかりとお客様の髪に合っているか見極める
「的確な判断力」
が酸熱トリートメントで美髪を手に入れるためには必要なんです。酸熱トリートメントをしたいと思っているほぼ全ての方は、今の髪の状態を改善したい。つまり髪質改善を目指しているわけです。そういったお客様の髪に「酸熱トリートメントをするかどうか?」判断する際、髪の状態に合わせて一人一人に合った髪内部の方法を提案しないといけません。でも髪質改善方法が酸熱トリートメントしかない美容院だと、一人として同じ髪はいないのに基本的に酸熱トリートメントしかおすすめできない可能性がとても高い、、。
でも色々な髪質改善メニューがある美容院だったらどうでしょう。
美容師さんは「様々な髪質改善の豊富な知識と技術がある」ため、髪の状態を見た上で色々な髪内部方法の中から自分に合ったメニューを提案してくれます。つまり、いろんな方法の中から選択した上で髪に合っていた酸熱トリートメントをやってくれるということ。そうやってやってもらうことになった酸熱トリートメントはかなり髪に合っていると言えますよね!
髪の状態を的確に判断するには美容師さんに「豊富な知識と技術」があり「実際に沢山のメニューの中から選択」できる美容院でやってもらいましょう。
エノアの「弱酸性酸熱トリートメント」の施術例
実際に弱酸性の酸熱トリートメントをした場合どうなるのか?実際の施術例をご覧ください。
「弱酸性酸熱トリートメント」
ダメージとゆるいくせ毛にお困りのお客様。縮毛矯正はやらずにいきたいというご希望もあり、弱酸性酸熱トリートメントで施術しました。だいぶクセが落ち着き、まとまりが出たのでこの状態で過ごしていただき1ヶ月後のご来店の際に今回の施術後の様子をお聞きしながら、今後の髪のメンテナンスを細かく話し合っていく事になりました!
元々の髪質に加えさらに髪のエイジングが進みかなり繊細な髪をお待ちのお客様。どうしても髪がふわふわと広がってしまうとお困りでした。そこで弱酸性酸熱トリートメントで髪内部の補強と同時に毛髪補修成分も補給。髪の中のバランスを整えてかなり髪が落ち着き表面には艶も見られる様になりました。
毛先にダメージによるチリつきがみられる客様。髪を毎日結んでいらっしゃるので結んでいる部分にも枝毛があり毛先も広がりやすいと悩んでいらっしゃいました。ダメージ過多な毛先は特に注意しながら弱酸性酸熱トリートメントで丁寧に施術。まとまりと艶が見られる様になりました!
元々は直毛で艶があり綺麗に見えやすい髪質ですが、ダメージが出てきて毛先がグチャッとなるということでご来店いただきました。弱酸性酸熱トリートメントで毛先を中心にしっかり毛髪補修成分補給&毛髪補強。サラサラでお手入れしやすい髪に!
度重なるブリーチでゴワゴワ、広がり「ホームケアだけだとどうにも出来ない」とお悩みのお客様。ブリーチ毛への酸熱トリートメントの施術は実は失敗リスクが高いですが、弱酸性酸熱トリートメントで優しく繊細にトリートメントをしてあげる事でサラサラ、柔らかな仕上がりに!かなりのハイダメージなので持ちが他の方に比べて長続きしない事が予想されるので、お客様とお話ししながら少し早めに2回目の予約を設定する事になりました。続けていく事で少しずつ持ちがアップするのも酸熱トリートメントの特徴です!
「根元:弱酸性縮毛矯正、毛先:弱酸性酸熱トリートメント」
クセはそこまで強くないものの、縮毛のダメージで乾燥しやすくなり中間~毛先にかけてパヤパヤとした枝毛にお困りのお客様。元々髪が細く乾燥しやすい髪質なので、保湿力の高い弱酸性縮毛矯正で優しく根元はクセを伸ばし、縮毛矯正履歴のある中間~毛先は弱酸性酸熱トリートメントで毛髪補強と補修成分補給を行いツヤサラな髪に!今後もこのメニューを続けていく事で、くせ毛を優しくダメージレスに伸ばしていき徐々に状態の良い範囲が広がっていくので、パヤパヤな枝毛も減っていきます。そうすれば弱酸性酸熱トリートメントは卒業。弱酸性縮毛矯正だけ続けるだけでかなり髪は見違える様になっていく作戦です!
しっかりとした髪質のお客様ですが、ハイトーン&縮毛矯正で毛先の乾燥が気になるので今回弱酸性酸熱トリートメントにも挑戦!クセも強いので根元は弱酸性縮毛矯正で優しく。でもしっかりとクセを伸ばしながら中間~毛先は弱酸性酸熱トリートメントで毛髪補強をする事になりました。毛先までしっとり柔らかな仕上がりが写真上でも見てとれます!
デザインカラーでハイライトを楽しんだら、時間が経つと共にゴワゴワになってしまったお客様。ハイライトとそうでない部分の髪の状態が大きく違い難しい施術でしたが、しっかりと根元のくせ毛を伸ばしつつ、毛先は弱酸性酸熱トリートメントでケア。髪に艶が戻りました!
くせ毛によるうねりと広がりで頭が大きく見えてしまうとご来店いただいたお客様。よく見ると中間の明るくなっている部分も毛先に比べダメージしていて、モワッと広がりやすくなっています。弱酸性縮毛矯正だけの施術してしまうとこの中間のモワッと部分だけ広がり歪なヘアスタイルになってしまうので、今回は弱酸性酸熱トリートメントも一緒に施術していく事に!施術後は根元~毛先までストンとツヤツヤなストレートになり頭も小さく見える様になりました!
ハイトーンカラーにより髪全体にゴワつきと広がりが見られるお客様。クセはそこまで強くない分、縮毛矯正と酸熱トリートメントの塗り分けが曖昧になりやすいですが、しっかりと髪の状態を観察し施術する事を意識して頑張りました!ゴワつき・広がりが改善され、しっとりおしゃれなレイヤースタイルに!
毛先は長年やり続けたブリーチによりチリチリになる一歩手前の髪にお悩みのお客様。根元の地毛部分とブリーチ部分の境目がかなりシビアな施術になりましたが、的確に根元の縮毛矯正の薬剤塗布と処理を行い、毛先は弱酸性酸熱トリートメントでケアしていきました。境目部分に傷みや伸ばし残しも見られず綺麗なストレートになり大変喜んでいただけました。
〜価格〜
「弱酸性酸熱トリートメント(TRホームケア付き)」
全店舗:1万5000円(税込)
(こちらのメニューはエノアオリジナル開発の弱酸性酸熱トリートメントを体験出来るメニューです。)
「ハイダメージ毛対応縮毛矯正+髪質改善トリートメント(TRホームケア付き)」
都内店舗:2万6000円(税込)
柏店:2万4000円(税込)
(こちらのメニューは根元:弱酸性縮毛矯正、毛先:酸熱トリートメントを行った後に、髪内部トリートメントで髪の老廃物除去を行っていくメニューになります。)
酸熱トリートメントについての質問集
Q1「酸性ストレートと酸熱トリートメントどちらがいい?」
酸性ストレートと酸熱トリートメントの大きな違いは
「くせ毛を真っ直ぐに伸ばせるか伸ばせないか」
になります!なのでもし
「くせ毛をしっかりと伸ばしたい方は『酸性ストレート』」
「落ち着くくらいでうねりは伸ばさなくていい方やうねりの原因がダメージによる方は『酸熱トリートメント』」
がおすすめです。ただ、髪の状態によっては少々選択が変わる事もあるので、まずは美容師さんに直接相談してから話し合って決めると、より自分の髪に合った選択が出来ますよ!
Q2「失敗したら髪はどうなっちゃうの?」
酸熱トリートメントも髪の状態に合った施術が出来ないと、大きく髪を痛め失敗してしまう事もあります。失敗してしまうと酷い時は
髪が「チリチリ」「ボロボロ」に、、。
しかも髪は一度痛んでしまうと、その部分は元通り戻る事はありません。トリートメントなどで気持ち手触りを良くしても、切って無くならない限り根本的な状態は残念ながら変わりません。なのでまずは失敗するリスクを出来る限り無くしておく事が大切!
しっかりと
「弱酸性の髪への負担が抑えられた『酸熱トリートメント』をする」
「酸熱トリートメントの実績と技術力があり髪質改善に精通した美容師さんにお願いする」
ようにしましょう。
Q3「市販品を買って自宅で酸熱トリートメントは出来る?」
酸熱トリートメントは普通のトリートメントよりも髪内部に作用するため、失敗した時の髪への負荷がかなり大きいです。また美容師さんでも知識と技術が未熟だとすぐに失敗してしまうくらい難しい技術。
なので「自宅でのセルフ施術はおすすめできません。」
失敗して髪がチリチリになってしまうと美容師さんにお願いしても直すのが難しいです。自分でやった方が安いし、好きな時間に出来るメリットはありますが、、。失敗するリスクが高く、万が一失敗した後の美容院代や追加でかかるホームケア代などを考えると、コスパが悪い、、。
なので、酸熱トリートメントは美容師さんにお願いしましょう。
Q4「酸熱トリートメントはなぜ痛む?」
酸熱トリートメントの多くが「強酸性」の酸を使用します。これは髪が元気な状態を保てる「髪の等電帯(弱酸性)」と比べるとかなり強い酸性になるんです↓
髪に強酸を使用すると髪が収斂(しゅうれん)を起こします。この収斂とは「髪を引き締める」現象の事で、髪が引き締まるとその分髪に負担があります。適度な収斂ならキューティクルが軽く引き締まるくらいで、ダメージをかなり抑える事が出来ますが、髪質に合った酸熱トリートメントが出来ないと髪を引きしめすぎて過収斂(かしゅうれん)を起こしてしまいます。
過収斂は分かりやすいイメージで言うと「雑巾(髪)を力一杯絞っている」ような感じ。雑巾も硬く絞りすぎると繊維が痛んでボロボロになってしまいますよね。それが髪の毛で起こってしまう事があるんです。
なので髪質改善ができると言われている酸熱トリートメントも、失敗すると過収斂を起こし酷いと髪がチリチリになったり最悪千切れてしまう事もあります。
どんなに良い物も「髪の状態に合った施術」が出来ないと逆効果になってしまいますので注意しましょう。
Q5「酸熱トリートメントと縮毛矯正の違いは?」
酸熱トリートメントはダメージしてスカスカになっている髪に「栄養補給&新しくイミン結合を作り出す」事によって髪のうねりや広がりを一時的に抑えるメニューです。それに対して縮毛矯正は元々髪の中にある結合を外した後、ストレートアイロンで伸ばし、再び結合を再結合させる事でくせ毛をストレートにするメニュー。
つまり酸熱トリートメントは固化的ですがあくまでも「トリートメント」縮毛矯正の様にくせ毛をしっかり伸ばすことは出来ないという大きな違いがあります。
Q6「酸熱トリートメントをする時、美容院選びは何を重視した方がいい?」
酸熱トリートメントは非常に深い知識と的確な技術、そして豊富な経験が必要なトリートメントですので、美容院選びでは『施術実績』『髪質改善についての幅広いメニューと提案』をしてもらえる美容院でお願いするのがおすすめです。
そしてさらに言うなら、酸熱トリートメントの料金が他と比べて安すぎるお店は少し避けるのが無難です。料金の高さで美容師さんの技術力が決まるわけではありませんが、「料金が安い=多くのお客様をこなさないといけない=1人のお客様にかけられる時間が必然的に減ってしまう」からです。
酸熱トリートメントをする上でカウンセリングや施術中の髪の診断は非常に大切。しっかり時間をかけて行う必要がありますので、時間がかけられないと失敗するリスクがどうしても高くなりやすいです。行きつけの美容院でしたら、まだ美容師さんがお客様の髪を知り尽くしているのでそこまで不安はありませんが、初めての美容院で時間がかけられないのは非常にリスキー。是非その点に注意して美容院探ししていただけたら嬉しいです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
酸熱トリートメントは髪質改善が出来る優秀なトリートメントですが、ちゃんと効果を発揮して美髪になれるかどうかは、あなたの髪の状態と美容師さん次第。しっかりと酸熱トリートメントが髪に合うかどうかを見極め、的確な施術をすれば理想の綺麗な髪を手に入れられますが、失敗してしまったら、、。「効果がなかった」「髪が痛んだ」など悲しい思いをしてしまいます。なのでそれを防ぐために、髪質改善の知識や技術が豊富な美容院でまずは髪を診断してもらいましょう。一人で悩んでいた事もプロの知恵と技術を借りればきっと解消されるはずです!
最後までご覧いただきありがとうございました。
エノアも髪質改善が得意な美容院ですので、よかったら是非お気軽にご相談くださいね!